間合いを取らない人たち

義理の姪っこは猫が好きだ。ウチに来ると当家の猫たちを抱こうとするのだが、近づき方がわかっていないので、猫たちは警戒してしまい、なかなか成功しない。もっとも、そもそもアレルギーがあるから、近づいただけで涙が止まらなくなるの …

サングラスをかけたニュートン

散歩したり電車の中に立っていたり、だれとも会話しない時間は、自由だ。四六時中何かが思い浮かび、文章になっていく。だから退屈しない。きょうはそんな自分の頭の中を少し再現してみた。 眼鏡を新調した。ふつうの眼鏡に重ねてサング …

ヒヨドリはピヨトリ?

近くで「ぴよ」と言う鳴き声がした。見上げると電線にヒヨドリが止まっていた。 そのとき閃いた。あぁヒヨドリはむかし、ピヨトリという呼び名だったのかもしれない、と。 ヒヨドリは鳩より一回り小さく、体色は黒胡麻のような斑点のあ …

ELVIS

齢88になった私の母は、筋金入りのエルヴィス・プレスリーファンだ。ラスベガスなど、プレスリー好きにとっての聖地にも行き、自宅の居間には等身大のエルヴィスのパネルがでんと置かれている。ご機嫌伺いに訪問すると、話の半分はエル …

あぢさい(アジサイ)の色が酸性度で決まるという説の信憑性

妻の気晴らしを兼ねて昼ごはんを食べに、近所へ出かけた。歩いていると、家々のあぢさいがきれいだ。 「あぢさいの色が土の酸性アルカリ性で決まるというのは、ガセネタっぽいよね」と、わたし。 「え?!そうなの?学校の理科の授業で …

スポーツの競争主義とジェンダー平等

とうとう、オリンピックパラリンピックをやるらしい。パンデミックが再び勢いを増すなかで開催することについては、多くのひとが危ないと感じている。少なくとも今、やるべきではない、というのが最大公約数の世論だと思う。 一方で、オ …